築50年の弊社代表の自宅をフルリノベーションしました。
住んでいるからこそ感じていた「使いづらさ」や「足りないもの」「もっとこうだったらいいのに」と思っていたことを、一つひとつ形にしていった今回のリノベーション。
今回はその中でも、日々の暮らしに直結する「寝室リノベーション」について、Before〜Afterの様子を交えながら詳しくご紹介します。
Before(リノベ前)
もともとの寝室は収納スペースが少なく、家具や荷物が増えるたびに動線が狭くなってしまう状態でした。
また、ネコちゃんが他の部屋と自由に行き来できない点も悩みのひとつ。
ドアを開けっぱなしにしておくと冷暖房の効率が落ち、かといって閉めると出入りができない——そんな不便さも感じていました。
また、私の部屋・母の部屋にはエアコンがなく、冬の寒さや夏の暑さに悩まされる日々。
特に私の部屋は障子を通して冷気が入り込み、暖房器具を使ってもなかなか温まらないという状況でした。
弟の部屋だけにはエアコンがついていましたが、それ以外の部屋では気候の影響を強く受けるつくりで、断熱・気密の面での課題も浮き彫りに。
「もう少し広くて、ネコにもやさしい寝室にしたい」
そんな想いから、今回のリノベーションを決意しました。

母の部屋

弟の部屋

私の部屋
工事中の様子

こちらは、母と弟の寝室を隔てていた壁を撤去した直後の工事中の様子です。
もともとは完全に区切られていた2つの部屋ですが、壁を取り払ったことで、広々としたひと続きの空間が現れました。
こうしてスケルトン状態にすることで、間取りの再構成や断熱・気密施工の準備がしやすくなり、空間全体の見直しが可能になります。
住み慣れた家の構造が変わるこの瞬間は、リノベーションの大きな節目とも言える場面です。
After(リノベ後)
こちらは、リノベーション後の母と弟の寝室の様子です。
工事前に一度ひと続きになった空間は、間取りを見直し、それぞれのライフスタイルに合わせて最適なサイズと機能を持つ個室へと再構成されました。
母の寝室は、父とネコちゃんと一緒にゆったり過ごせるよう、広さと動線に余裕を持たせた設計に。
弟の寝室には、ネコちゃんの“ニャルソック”ができる出窓スペースを新たに設け、明るく開放的な空間に仕上がりました。
それぞれの部屋が独立しながらも、家族みんなが快適に暮らせるようなやさしいつながりを感じられる仕上がりになっています。



こだわりポイント
①ニャルソック
弟の部屋には、ネコちゃんが外を眺めながら“警備”できる出窓スペースを設置。
日当たりも良く、昼間はお気に入りの場所になっています。
人にも猫にも心地よい、遊び心のある設計です。
②キャットドア
母の寝室には、ネコちゃんが自由に出入りできるキャットドアを設置。
ドアの開閉に気を使わずに済むので、冷暖房の効率も落とさず、家族と猫が自然に共存できる工夫です。
特に冬場やエアコンの稼働時など、室温を保ちたいときにも役立ちます。
③収納と動線の最適化
それぞれの部屋で、収納の量・配置・アクセスのしやすさを見直しました。
モノの“定位置”をつくることで、散らかりにくく、片付けが自然にできるように。
以前感じていた「なんとなく使いづらい」が解消され、毎日の暮らしがよりスムーズに。
さいごに
寝室リノベーションを通して実感したのは、暮らしに合った空間づくりの大切さでした。
広さや見た目だけでなく、「誰が、どう過ごすのか」を一つひとつ丁寧に考えることで、日々の快適さは大きく変わります。
家族それぞれがリラックスして過ごせること、そしてネコちゃんも自由に動き回れること——
そんな小さな工夫の積み重ねが、心地よい住まいを形づくってくれるのだと改めて感じました。
今回ご紹介したのは寝室の一部ですが、他のリノベーション箇所も順次ご紹介していく予定です。
ぜひ今後の更新もチェックしていただけたら嬉しいです。
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